「『女性差別』と批判の広告、ワコールが謝罪・撤回」問題を考える。

東北美人に抱かれているような感覚という広告が「女性差別」と批判された件でワコールが謝罪・撤回しました。今回はこのテーマで。
広告の場合はターゲット顧客にアプローチできればいいので、この場合男性にだけアプローチできればいいわけです。
 
広告代理店としては東北美人というのが男性にはインパクトがあると思ったんでしょう。女性からの反発は予想外だった。社会的に受け入れられないと企業のブランドが棄損することを考えると、ある程度はターゲット顧客以外の反応も計算に入れて置く必要もあるのかもしれない。インパクトのある表現と批判は二律背反な部分もあるが。
 
やっかいなのは、ここで「女性差別」という文脈が出てくること。本来ならば「下品な表現」なので私は好きではありません。という女性がいるというだけのことなのに、差別という意味を付加することで途端に強制力を持つ。
 
下品な表現なので消費者の支持が得られず宣伝効果がないので辞めました。という話ならいいのでが、果たしてなんでも差別という言葉で、自分たちの気に入らない表現を封鎖していく向う側に、本当に女性差別のない世の中が来るのかは謎である。窮屈な社会にならなければいいが。
 
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