救命女性に向かって「土俵から降りて」問題に思う

BCPを考えるうえで大事なのは、危機が起きたときに対応できる人材の育成。指示待ち人間ではなく、想定外のことが起きても対応できる人材の育成が必要だ。相撲協会にはそれができていなかったため、「女性を土俵に上げていいのか」の声に行司がパニックった。東日本大震災のときにある運送会社の運転手の話。その会社では運転手に「死んでもお客様の荷物は守れ」と教えていた。震災が起き、運転手は荷物をおいて逃げるかどうか散々迷った。最後は自分の命を守るため逃げたのだが。
 
BCPで言うならば「人命優先」というBCP方針がしっかりしていたのか?BCPがマニュアルではなく、きっちり人材育成として機能していたのか?
 
相撲協会はどうか?仮に、人命にかかわるときは女性を土俵にあげてもいいというマニュアルが整備されていれば問題はないのか?
 
危機管理を考えると想定外のことは必ず起きるもの、マニュアルや事前の対策ではフォローできない部分は人材育成しかない。
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