紅白歌合戦と小規模事業者のマーケティング

http://www.hochi.co.jp/entertainme…/20161121-OHT1T50206.html
(マツコ、紅白の今後を危惧「若い人だけであの形が成立するのか」“卒業宣言”には一定の理解も)

NHKがベテラン歌手の紅白出場者を減らしていくのを見ると

商工会とかの経営相談で、
「お客様が高齢化していている買い物頻度も減って売上落ちているし将来も不安、若い人を呼ぶ努力したほうがいいだろうか?」
という話をする50代、60代くらいのブティックの経営者と被る。
仕入れのセンスが中高年向きな場合もあるし、むかしからの顧客が高齢化してしまったこともあるけど、
意外にこういうお店が大手にはない中高年のニーズをとらえているケースもたまにある。
「若い人と同じようなファッションをしたいけど、肌の衰えもあるし露出する部分はできるだけ少なくしたい、だからファストファッションとかの服は着られない。」

市場の大きい若年層向けには大手が進出できても、購買頻度が少ない中高年向けに大手が進出してこないだろうという部分。
大手は必ず市場の大きいところに照準を合わせる、そこから漏れて不満に思う人をターゲットにするのが中小の戦い方。
若者云々より、むしろ他にできる努力をちゃんとやっているのかという部分も大きい。
スポーツジムのカーブスは中高年をターゲットに成功しているし。。。

問題は紅白が国民的番組で大きな市場を相手にしないといけないという宿命。
むかしは、皆が同じ歌謡曲を聞いていた。今は価値観が多様化してしまって、国民みなが聞く歌謡曲という分野があるのかという問題もある。
紅白のほうが、ずっと難しいかもしれない。

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