①経営者がリーダーシップを発揮する。
②従業員を巻きこむ。
③ BCP 策定の期限を決める。
BCP 策定プロジェクトチームの立ち上げ
BCP を作成するためには、まずプロジェクトチームを作ります。総務課だけで作 成しているパターンも見受けられます。しかし、経営者をトップとした全社的な取 り組みで行わなければBCPは絵に描いたモチになりがちです。もちろん従業員全員でBCPを作成するのがベストですが現実的には難しいでしょう。そこでキーマンとなる人達でプロジェクトチームをつくりBCPを作成していきます。
中小企業の場合はこのプロジェクトチームがそのまま災害発生時の緊急災害対策本部になるケースが多い印象です。
< B CP 策 定 プ ロ ジ ェ クト チ ー ム の 例 >
プロジェクト責任者 :社長
事務局責任者 :総務部長
事務局 :総務部課長、総務部 BCP 担当者
参加メンバー :各部門の部長、課長
参考となる BCP モデルの準備
地方自治体や公共団体などが、BCP を策定するための参考モデルを幾つか作成し ています。この中で自社にあった BCP モデルを選ぶと効率的です。
<例>
●あいち BCP モデル
https://www.pref.aichi.jp/soshiki/kinyu/aichi-bcp.html
中小製造業向け、中小小売業向けにそれぞれコンパクト版と標準版があります。
●滋賀県同友会 BCP モデル
http://www.s-douyu.jp/bcp/bcp.html
業種に関係なく汎用的な BCP モデルになっています。
●(一社)建設業協会のページに建設業向けの BCP の説明があります。
http://www.zenken-net.or.jp/zenken-jktebiki/
●大分県では業種別に BCP 事例集を公表していますのでこちらも参考になります。
https://www.pref.oita.jp/soshiki/14040/bcp-model.html
BCP のマニュアルをそのまま使って社内文書にする方法もありますが、元々ある モデルをそのまま使うよりも、自社用にアレンジしたほうが使いやすい場合があり ます。
また、とりあえずプロジェクトチームがこれらのモデルを埋めてみることで BCP の全体像を把握し、あとで自社向けにアレンジして必要な部分を膨らませていくと いう方法もあります。
BCP を作るにあたってのスケジュールの策定
BCP を作るにあたって一定のスケジュールを決めておくことも重要です。悩む 部分ですが、下の例を参考に実績とズレが出てもいいので、おおよそのスケジュー ルを作成しましょう。