愛知県は２１日、横流しをしていた産業廃棄物処理業者「ダイコー」（同県稲沢市）の本社工場と倉庫に保管していた廃棄食品計約１万３０００立方メートルの撤去を本格的に開始した。
排出元事業者に撤去を要請するとともに排出元不明分について公費での撤去を行う。
ダイコーが廃棄物を保管していたのは本社工場のほか、稲沢市、一宮市などある３倉庫。 ４２１６立方メートルは排出事業者78社が判明したため愛知県は事業者に自主回収を求め今月１日までに７６社が計１０５０トンを回収した。
一宮倉庫の８２８立方メートルは排出事業者が判明したため、7月中にも撤去の見込みである。
一方、４７６５立方メートルの廃棄物は排出事業者が不明のままのため県は６月８日から排出元不明分の撤去を公費にて開始、9月中には撤去が完了する見込みである。