従業員への事業承継①(誰を後継者にするか)

親族に後継者がいない場合には従業員から後継者を選ぶ必要があります。
しかし、誰を選んだらいいか難しいケースもあります。その場合何を判断基準にすればいいでしょうか?
社長から見ると部下が自分より劣って見えてなかなか後継者として選ぶことができない場合もあると思います。その場合に一つの考え方としてどの人物を選べば他の従業員や銀行、取引先などが納得しやすいかという視点で選ぶという方法をお勧めします。

後継者を親族で選ぶ場合でも必ずしも優秀な人物が選ばれているとは限りません。それでも親族を後継者にする一つの理由は資産の承継がスムーズだという理由と、もう一つは回りの理解が得られやすいという部分があります。
従業員から選ぶ場合は回りからの理解を得ることに苦労します。そこで、選ぶときに回りから納得されやすい人選を行うことも重要な要素になります。納得しやすいというのは、社長の評価というよりも他の社員がどう見ているかという部分です。これまでの会社への貢献度かもしれませんし、人望かもしれません。そういう視点で社員をもう一度見てみる必要があるでしょう。
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