最近の経営改善計画や経営診断の傾向

最近、PLは一定利益が出ているけれども、過去苦しい状況があったためBSの状況が悪い。
また、売上に比べて借入が多い企業の経営診断や経営改善計画策定のお手伝いをする機会が増えています。

多くはリーマンショック時の不況をなんらかのリストラで切り抜けたケースが多いです。
建設業の場合だと、シンプルに人を減らしたケース。
小売業ですと同時に店舗を閉鎖して多店舗展開をやめているケースなどにあいます。
リスケしている企業も多く、新規借入が起こせない場合がほとんどです。
これまで主力ではなかったけれど自社の伸ばせる分野を強化していく戦略を提案する場合もありますし、
(それはネット販売であったり、海外展開であったり、公共から民間へのシフトであったりいろいろなケースがありましたが))
既存分野の営業力を強化してシェアを奪いに行くケースもあります。

そこで、どうしても運転資金の不足にぶち当たるケースが多く、少しでもキャッシュフローを生みだせるようにして返済可能にし
借換保証で返済額を落とした形で正常返済に持っていくことが重要になります。

借換保証を保証協会から受けるにしろ経営改善計画は必要ですので、計画をつくり、着実に実行していくことから地道にやっていくこと。
PLが黒字を続けていけばやがては正常返済に復帰できるので、あせらずやっていくしかないのかもしれません。

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